集団的な統合を果たすためには、「人間は非利己的で、崇高な目的をめざして行動するときに、もっともそのパフォーマンスを高める」という人間性についての「確信」が必要なのだが、「リアリスト」の観察した事例のうちには、そのような人間観を担保してくれる経験がどこにも存在しないからである。
「国民国家は擬制であり、私事である」ということをわきまえた上で、なおかつ私たちにはさしあたりそれ以外の選択肢がない、さて、これをどのように気分のよいものにすべきか、とまずは手元足元の工夫から始める人のことを「成熟した市民」と呼ぶ。

どんなに日本企業的な——ウェットな人間の感情で運営されている会社であっても、組織である以上、誰か一人が欠けたぐらいでは何の支障も出ない。仕事におけるサラリーマンは、交換可能な歯車でしかない。業務上も、人間関係においても。

そんなものは本当の「絆」ではない。

どんな理由があれ、自分をいつわるのは不幸だ。自分にうそをつきながら「良好な人間関係」を作れたとしても、そんなものはまやかしだ。なぜなら周囲の人は、うそのあなたしか見ていない。本当のあなたには興味すらない。人が深く関われる他人の数は限られている。良好な人間関係とは、つまり表面的な人間関係のことだ。
もう一つの大きな柱は、一部の人間の金儲けの道具に成り果てた欧米流の「株主資本主義」を是正することである。会社は株主のものだけではなく、従業員、顧客、地域社会など幅広いステークホルダーのものであり、それらすべてに貢献する社会の公器であるという考えに基づいた「公益資本主義」を日本発で実現していくことだ。

Leadership is the art of getting someone else to do something you want done because he wants to do it.

リーダーシップとは、あなたがして欲しいと思う何かを、人に「自らがやりたいからやる」と思わせてさせる技である。

アメリカの第34代大統領 ドゥワイト・アイゼンハワー

Nearly all men can stand adversity, but if you want to test a man’s character, give him power.

ほとんどの人間は逆境に耐えられる。人格を試したいなら、権力を与えよ。

アメリカの第16代大統領 エイブラハム・リンカーン

情報量が増えれば増えるほど、人は思考しなくなる。これを「情報と思考のパラドックス」という。今の情報過多の時代は、考えるには不利な状況にある。

だから僕たちは意識的に情報流入を制限し、常に「思考量>情報量」を意識しなければならない。

「我々の直面する重要な問題は、その問題を作ったときと同じ考えのレベルでは解決することはできない。」
今日の頭の良さとは、「メタに考える力」だと思う。メタ(抽象的)に考えるとは、物事を一歩上の次元から見ることである。